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2000年度第2回議事録

日本混相流学会
2000年度第2回理事会議事録

議事録署名人:朝倉國臣    印 ,稲葉英男   印
日時:2000年9月2日(土)13:00-17:00
場所:東京大学工学部2号館209会議室
出席:
役員:芹澤昭示(会長),松本洋一郎(副会長),社河内敏彦(情報部会長),三島嘉一郎(国際部会長),稲葉英男(企画部会長),朝倉國臣,横堀誠一,堀井清之,佐田富道雄(理事),小澤守(総務部会長)
オブザーバー:近藤健(事務局)

配布資料 資料番号
日本混相流学会2000年度第1回理事会議事録      [2-1]
年会講演会,混相流シンポジウム企画  [2-2]
情報部会資料  [2-3]
企画部会12年度活動内容  [2-4-1]
会告:OMF2000-Takayama  [2-4-2]
混相流技術リエゾン専門委員会資料  [2-4-3]
会告:集中講義「流体・粒子混相流入門」  [2-4-4]
研究会に関する運営内規  [2-4-5]
研究会設置・申請書  [2-4-6]
日欧二相流専門家会議について  [2-5-1]
会告:第2回日欧二相流専門家会議  [2-5-2]
学会誌会長挨拶「第14期会長に就任して」  [2-6]
会告:第24回混相流レクチャーシリーズ「Javaによる流れ・気液二相流の
有限要素シミュレーション」  [2-7-1]
会告:第3回混相流の計測技術に関する国際シンポジウム  [2-7-2]

議事:

 1.議事録確認(資料[2-1])
以下の点について追加することで承認された.
「3.13 混相流学会設立15周年記念行事を2002年に行なう.」
関連して,学会運営の透明性を確保し,広く会員からも意見を聞くためにも,理事会議事録(理事会において確認後)学会ホームページに掲載することとした.またその旨,学会誌に会告として掲載することとした.

 2.各種委員会委員の決定
情報部会に関しては承認済みであるが,その他の部会については現在選考中もあり,追ってメール理事会にて承認するものとする.

 3.2000年度混相流年会,シンポジウムについて(資料[2-2])
総務委員長から資料に沿って概要が説明された.審議の結果,以下の諸点を湯実行委員長に依頼することとした.
(1)講演会,シンポジウムの名称を以下のように変更する.
日本混相流学会年会講演会2001(第2回)→日本混相流学会年会講演会2001
(従来,混相流シンポジウムという枠組みの中で講演会を開催していたものを昨年より変更したため,第2回となっているが,実際には設立以来10数回行なってきており,第2回というのは不具合である.「第2回」を削除する)
混相流シンポジウム2001(第20回)→第20回混相流シンポジウム
(混相流シンポジウムは学会設立以前より継続的に開催されており,20回目という実績を明示するとともに年会との名称の混乱を避けるために2001を削除し,第20回を先頭に持ってくる.)

(2)実行委員名簿は原案通り承認されたが,会計担当および監事の選任を依頼する.

(3)開催趣旨について,以下の諸点を実行委員長に提案することとした.
*原案では「日本混相流学会が幹事学会として開催されてきました日本学術会議「混相流シンポジウム」の開催形式が変更されましたことにより,...」とあるが,学術会議側ではなく,混相流学会が開催形式を変更したものであり,誤解を与える.
*年会講演会とシンポジウムの性格付けを明確にするため,シンポジウムについては講演募集をせず,すべて依頼講演のみにする.なおシンポジウムの内容に関しては,本学会から推薦される日本学術会議第18期メカニクス・構造連絡委員会,水力学・水理学専門委員会専門委員,実行委員長,理事会が協議して,混相流学会が主体的に企画立案する形態を明確にする.

(4)協賛,共催依頼学会については基本的に了承された.なお本件に関してはすでに総務委員長の判断で依頼状が発送され,すでに受諾の回答が集まりつつある.

(5)国際交流部会長,リエゾン委員長より混相流学会年会においてOSとして国際セッション(仮称)を設定してはとの提案があった.アジア地区から若手を2-3人招聘すること,テーマをトモグラフィにしてはどうかなど意見が出された.国際セッション担当を三島,堀井両氏に委嘱し,湯実行委員長と協議して企画してもらうこととした.

 4.情報部会関連(資料[2-3])
(1)学会誌関連
平成12年度9月号の紹介および平成13年度3月号以降の特集記事について「混相流と数値解析・シミュレーション」とすること,関連して各号の内容の紹介があった.

(2)混相流ハンドブックについて
ハンドブックの編集委員長を井口学教授(北海道大学)に委嘱する旨の提案があり,理事会としてこれを承認した.井口教授には情報部会長から具体的な素案の提出を依頼してもらうこととした.

(3)インターネット運営委員会関連
メイリングリストの登録者が485名となったこと,ICeMからの情報を学会ホームページにリンクしたページに掲載する旨報告があり,これを了承した.

 5.企画部会関連(資料[2-4-1])
(1)企画運営委員会の構成について
基本的にはレクチャーシリーズ運営委員会,OMF運営委員会,リエゾン専門委員会などの委員長を持って構成する.選任は部会長に一任する.

(2)レクチャーシリーズ運営委員会
委員長を峯村教授(継続)とし,第25回(平成13年5月を予定)の企画を依頼する.

(3)OMF
委員長:逢坂昭治(徳島大),委員:松隅洋介(九大),高橋弘(東北大)とする旨提案があり,了承された.
第4回OMF00-Takayama:会告掲載済み(資料[2-4-2])
第5回OMF:「21世紀の環境、安全技術と混相流(仮題)」福島未来博覧会会場(平成13年9月13、14日)オーガナイザーのまとめ役:渡辺敬三(都立大),片岡勲(大阪大),阿部豊(筑波大),高橋弘(東北大),未来博との連絡委員:堀井清之(白百合女子大)とすることが承認された.新委員会は平成14年度OMF02の企画を担当することになる.

(4)堀井理事より資料[2-4-3]に基づいて福島未来博におけるシンポジウム,OMFについて説明があった.
福島未来博の委員長:福島県副知事,副委員長は松本副会長.前会長の角山氏は未来博の企画運営に参画いただいており,学会として角山氏を特命顧問(未来博担当)とすることが了承された.
なおシンポジウムのメインフレームは基調講演 森にしずむ近未来都市づくり―複雑系システム社会の現状と近未来について であること.また混相流学会として多面的に未来博関連行事にコミットできることの紹介があった.

(5)混相流技術リエゾン関係(資料[2-4-3])
現在進行中の企画として
a:農業集落排水管路診断システムの開発  (株)コプロス 3,000,000円
b:フリップフロップ現象を利用した排水処理システムの開発    オルガノ(株) 1,000,000円
c:アイスレンズ効果を利用した環境浄化システムの開発   ケミカルグラウト(株) 2,000,000円
d:フリップフロップ現象を利用した混合システムの開発  原工業(株) 500,000円
などの紹介があった.新規の技術提案があればリエゾン専門委員会に提案してほしい旨,委員長より依頼があった.なお平成12年9月14日現在,上記プロジェクトについてリエゾン専門委員会あて入金があり,理事会決定に従って,入金額の5%にあたる325,000円を学会口座に振り込んだ旨,連絡があった.

(6)集中講義について(資料[2-4-4])
先の総会資料に,「流体・粒子混相流入門」(平成12年9月27-29日開催)が流体力学会との共催となっていたが,これは流体力学会の主催,混相流学会は協賛団体のひとつである旨、訂正された.企画部会として今後もこのような集中講義を企画していくこととする.

(7)研究会について(資料(資料[2-4-1])
現在,混相流のグラフィックシミュレーションと可視化,混相流フォーラム関西,中部混相流,東北混相流,混相乱流,高負荷境界における混相物理の合計5研究会がある.従来,研究会の改廃についても内規が明確でなかったこと,また設置申請,延長申請も不明確であった.これに対して企画部会長から議事録添付の運営内規(案)および設置申請書(案)が提示され,一部修正の上承認した.なお本内規は平成12年9月2日制定とし,ホームページに掲載する.現在活動中の5研究会に対しても,改めて設置延長申請の提出を求めることとした.

 6.ICME2004について
第1回理事会に引き続いて,ICMF2004について日本での開催を提案することとした.次回アジア地域に回ってきたときには韓国,中国などの開催にも配慮することが望ましい.またICMF2004開催準備のための代表を松本洋一郎教授(現副会長)に委嘱することとした.またICMFBoardメンバーの改選次期がきており,候補者の選任にあたっては芹澤会長および松本副会長に一任することとした.
関連して,会長からICMF2001に混相流学会が共催団体に入っていないとの指摘があり,会長が組織委員会に申し入れることとした.また同会議において混相流学会主催のディナーもしくはパーティーを企画しては,との提案があり,検討することとした.

 (4)日本学術会議 第18期メカニクス・構造連絡委員会 水力学・水理学専門委員会委員の推薦について
1997年7月4日開催の第1回理事会議事要録,2.13項「学術会議水力学・水理学研究連絡委員会に混相流学会より派遣する委員の選考が必要である旨の報告がなされた.議論の結果,会長,副会長および現研連委員で原案を作成し,理事会で承認を得る手順とすることで合意した.また委員の任期は3年であり,再任はされないとの原則が確認された.」に従い,会長,副会長および現委員(松井教授)による相談の結果,混相流学会からの委員候補として東恒雄大阪市立大学教授の提案があった.
*本件は本第2回理事会後の電子メールによる理事会において承認され,9月19日付けで日本学術会議第18期メカニクス・構造連絡委員会,水力学・水理学専門委員会世話人(道上正規教授,鳥取大)に報告した.
*また学術会議専門委員と学会理事会の意思の疎通を図るため東教授に,論文審査委員長,混相流年会講演会・シンポジウム実行委員長と同じく,理事会メンバーとして以後の理事会に参加を要請することとした(電子メールによる理事会にて承認).

 7.日欧二相流専門家会議(資料[2-5-2])
第1回理事会で本会議のヨーロッパ側の受け皿が,今回新たに設立されることになったEMSIとなることが報告されたが,これを疑問視する情報も寄せられ,確認のため会長からCelata教授宛て問い合わせることとした.
*これに対して第2回理事会後の9月3日付けで改めてCelata教授からヨーロッパ側の受け皿がEMSIである旨回答があった.今後の会議の運営について9月27日筑波大学において検討する予定である.出席予定者:Celata, Zun両教授,冨山日欧二相流会議委員会委員長,角山前会長,芹澤会長,松井実行委員長,三島国際交流部会長,稲葉企画部会長,小澤総務委員長(順不同),などが参加の予定である.

 8.その他
芹澤会長から会長の就任挨拶(会誌掲載)の原稿(資料[2-6])が配布された.
第24回混相流レクチャーシリーズ「基礎と応用」(資料[2-7-1]および第3回混相流の計測技術に関する国際シンポジウム(資料[2-7-2])の会告の紹介があった.

 9.次回開催
場所:大阪国際サイエンスクラブ会議室(大阪科学技術センター7階F703号室)
TEL:06-6441-0458(大阪国際サイエンスクラブ事務局)
大阪市西区靭本町1-8-4(地下鉄四つ橋線本町駅下車,徒歩5分)
日時:12月9日13:00-17:00.
主要議題:評議員選挙,次期役員,混相流シンポジウム,年会など

 *:第2回理事会後承認,確認事項

以上 総務委員長記

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