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2001年度第4回議事録

日本混相流学会
2001年度第4回理事会議事録

日時:平成14年3月30日(土)13:00-17:00
場所:関西大学 工学部 教授棟4階 機械工学科会議室
出席者:
役員:深野徹(会長),柘植綾夫(副会長),小澤守(副会長),井小萩利明(副会長),篠田高明(情報部会長),菱田公一(国際部会長),森治嗣(財務委員長),片岡勲(学生会),齋藤隆之(総務部会長),
オブザーバー:中村正秋(日本混相流学会年会講演会・混相流シンポジウム実行委員長),東恒雄(日本学術会議水力学・水理学専門委員会委員),清水昭比古(論文審査委員長),近藤健(事務局)

 配布資料
2001年度第4回理事会議題  [2001-4-00]
2001年度第3回理事会議事録(案)  [2001-4-01]
2002年度日本混相流学会役員選挙の経過報告および進捗状況  [2001-4-02]
について  
日本混相流学会設立15周年記念行事(案)  [2001-4-03]
学生会活動状況  [2001-4-04]
国際交流部会報告  [2001-4-05]
情報部会報告  [2001-4-06]
企画部会報告  [2001-4-07]
リエゾン専門委員会報告  [2001-4-08]
学生優秀公演賞に関する内規(案)  [2001-4-09]
財務委員会報告  [2001-4-10]

議事:

I. 報告・確認事項

 1.第3回議事録の確認
2001年度第2回理事会(2001.9.8)の議事録(配布資料2001-3-1)を確認した.修正・訂正があれば,総務委員長へ連絡して戴くこととした.修正・訂正の確認後,各理事へ再度送付し,議事録署名人に署名を戴く.その後,インターネット運営委員長に送付,公開することとした.

 2.2002年度日本混相流学会役員選挙の経過報告および進捗状況
配布資料(2001-4-02)および補足資料(投票用紙)を基に,齋藤総務部会長より学会役員選挙の進捗状況に関する報告があった.選挙はスケジュールに則って順調に進んでおり,内容的にも概ね適切との理事会判断がなされた.ただし,一部に修正が必要とのコメントがあり,次の内容で軌道修正することが承認された.
1)コメント内容
評議員候補者と選挙管理委員会委員長とが重複していることが指摘されたが,選挙規約から判断して,これは問題ないと判断された.
2)措置内容
開票にあたっては,選挙管理委員長は自区の開票作業には加わらないとの措置をとることとした.また,会長選挙は評議員の互選で行われることから,選挙管理委員長と選挙管理委員会委員とが入れ替わることにより対応することとした.会長選挙に関しては,選挙管理委員長を梶島岳夫氏,選挙管理委員会委員を萩原良道氏とする.
3)選挙手続きマニュアル等の整備
選挙手順その他に関して,事務手続き,マニュアルを整備することとした(責任者:齋藤総務部会長).

3.年会講演会・混相流シンポジウム
回覧資料(混相流16巻1号,会告)を基に,中村実行委員長より年会講演会および混相流シンポジウムの進捗状況等について説明・報告があった.混相流シンポジウムでは,7件の招待講演が決定した.年会講演会には,3/29現在,80件の応募があるが,100件を目標にしたいとのことであった.また,プログラム編成を進めており,来週には素案を立案,提示する.

4.15周年記念行事
配布資料(2001-4-03)を基に,井小萩副会長より15周年記念行事における式典と記念講演に関する報告があった.開催日を平成14年7月30日(火,混相流年会・シンポジウムの中日),場所を名古屋大学工学研究科1号館とし,記念式典(30分:①会長式辞,②来賓式辞,③基調報告,④感謝状贈呈)と記念講演(60分:海外より2名)より構成する.
1)記念式典
来賓祝辞には日本学術会議より道上鳥取大学学長を,基調報告には深野徹教授(現会長)を予定している.維持会員(37社)と事務局に感謝状を贈呈する予定.
2)記念講演
日本における混相流研究の発展に大きな貢献のあったHewitt教授とTheofanous教授を日本混相流学会として招待し,講演していただく方向で調整を行うこととなった.また,招待のための予算措置を学会として講じることとした.

 5.部会活動状況
(1)学生会
片岡学生会担当理事から,日本混相流学会学生会活動状況の報告があった(配付資料2001-4-04).2002年度学生会夏季セミナーを8/1(木),2(金)の日程で,愛知県労働者研修センター(愛知県瀬戸市)にて開催する.現在のところ46名という多数の申し込みがある.
地区幹事および世話教官を選任し,学生会を組織化するとともに,学生が企画する講演会を企画中.また,メーリングリストの整備,学生会HPの立ち上げ,学生会ニュースの掲載を予定.
(2)国際部会
配付資料(2001-4-05)を基に,菱田国際部会長より,ICMFに関する報告があった.Governing BoardがICMFを主催し,日本混相流学会は協賛とする.Local CommitteeおよびProgramming Committeeを若手中心に発足させるとともに,従前の準備を基にFirst CircularならびにAbstract用テンプレートを作成した.
なお,WebでのICMF関連情報公開のため,商用ドメインの取得を早急に進めて欲しいとの要望があった.これについては,事務局が早急に対応する.
(3)情報部会
配付資料(2001-4-06)を基に,篠田情報部会長より,編集委員会ならびにJ-STAGEに関する報告があった.
1)編集委員会および学会誌
第3回編集委員会を開催し,2002年度第16巻1号から4号までの特集内容を議論し,「分散流をサイズで切る」をテーマと決定した.16巻1号を3月15日に発行し,2号を6月15日に発行の予定.
2)J-STAGE
2001年12月17日に科学技術振興事業団より,J-STAGEの説明を受けた.JOIS等の他のシステムにもリンク・相互利用が可能であり,学会の状況に合わせた利用を行い得る.また,利用は無料である.SGMLデータ化が必要でありこの作業負荷が必要となること,J-STAGEの方向性・利便性等に不明な部分もあることなどが指摘されたが,J-STAGEに加入するメリットは大きいことから,加入することが理事会承認された.
3)混相流ハンドブック
混相流ハンドブック委員長の井口氏が都合で欠席のため,齋藤総務部会長が代理で進捗状況を報告した.2002年3月30日が原稿の締め切りであるが,集まった原稿を基に,次回理事会でハンドブックの具体的内容を紹介したい.
(4)企画部会
稲葉企画部会長が欠席のため,齋藤総務部会長が,配布資料(2001-4-07,2001-4-08)に基づいて企画部会活動状況を報告した.
1)部会活動状況
・第27回レクチャーシリーズ
「混相流のシミュレーション技術の基礎(数値解析のここがポイント)」と銘打って,平成14年6月14日に大阪市立大学文化交流センターで開催する.同交流センターが移転されたのでその旨アナウンスする必要がある.
・第6回オーガナイズド混相流フォーラム
会告を16巻2号(6月号)に掲載予定.なお,フォーラム開催日が日本機械学会熱工学部門講演会と重なるため,特段の宣伝,参加勧誘等をお願いしたい.
・インターナショナルレクチャーコース
マイケル・リークス ブリストル大学教授によるレクチャーコースを,企画部会,国際交流部会,混相流フォーラム関西により共催した.「万物は流れる」 分散性粒子流のモデリング入門と題して,大阪と東京の両会場で開催され,計73名の参加者を得た.なお,会計報告は適正と承認された.
・混相流技術リエゾン
リエゾン専門委員会堀井委員長作成の資料(2001-4-08)を基に,齋藤総務部会長が活動状況を代理説明した.ポスト未来博の開催,「森にしずむ都市」コンソーシアムの発足,バイオプラント視察・技術交流会の開催等,活発な事業活動が報告された.
2)将来構想WG報告
第4回WG会合(2002.1.29)を開催し,本WGの答申書の内容,構成を検討した.a)学会と社会(または企業)間交流の活性化,b)混相流の学問としての体系化ならびにc)学会活性化のための若手研究員や会員の育成について議論した.なお,答申書は15周年記念行事において公開する.
(5)総務部会報告
配布資料(2001-4-10)に基づいて,森財務委員長が,2002年3月15日までの収支状況を報告した.企画部会,編集委員会,インターネット運営委員会,ICMF2004準備金,混相流フォーラム関西への振り込み状況,3月15日現在の収入,支出,残高について報告があった.この報告に関し,適切かつ適正に処理されているとの理事会判断がなされた.

II. 審議事項

1.学生優秀講演賞に関する内規
小澤副会長より配付資料(2001-4-09)に基づいて,「日本混相流学会 学生優秀講演賞に関する内規(案)」が説明された.審議の結果,審査・選考に関する一部項目を「受賞者を原則として5名程度とする」と修正し,承認された.本内規を2002年3月30日付けで制定するとともに,ホームページに掲載する.

2.混相流レクチャーシリーズの在り方について
本シリーズは今までに26回開催されてきたが,会員サービスという原点に立ち返って開催主旨,方法,年間開催回数等を見直す必要があるとの認識を基に,以下が議論された.

内容について:
・学生や新人の教育や啓蒙を主とする.
・採算を重要視せず,会員サービスに徹する.
・利益を生む回があることは望ましいが,ゆとりを持って考える.
方法,回数について:
・年2回の開催にこだわる必要はない.
・予算化せずに開催に臨むことも必要.
体制について:
・委員が固定化しているので,流動性を持たせる.

3.混相流学会における情報公開の在り方について
WEBによるICMFホームページ開設に伴い,インターネットによる学会の情報公開の在り方について議論された.
インターネット運営委員会が,インターネットによる学会情報の発信およびインターネット利用方法に関する基盤を確立したものと判断する.今後は,学会の情報公開の在り方,公開された情報に対する責任の所在を検討し,自由,透明かつ責任の明確なルール作りをすることで,意見が一致した.今後,早急にとりまとめを行うものとする.

次回理事会(第5回)は東京にて,2002年6月15日(土)に開催することとする.審議内容は,2001年度の事業・決算報告,2002年度の事業計画,予算案,総会準備等とする.

以上
作成者:総務部会長 斎藤隆之

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